「VRモデルハウスは来場を遠ざける」はウソ
間取り図や写真から始まった不動産案内は、動画、パノラマ画像、CGパースと、進化を続けて来ました。
現在は建物を隅々まで歩き回れる「VRモデルハウス」がWEB戦略の中心に据えられています。
しかし、ハウスメーカーや工務店の担当者からは
「建物をすべて見る事ができると、現地に来る必要がなくなるので、客足が遠のく」
「モデルハウスなど、現地に来るワクワク感がなくなってしまう」
といった声を聴く事があります。
しかし、これは間違った考え方です。
以下は、2018年の時点で、SUUMOジャーナルで発表された記事です。(一部抜粋)
住まい選びの三種の神器は「モデルルーム・VR内覧・間取図」!?
2018年の時点で、SUUMOジャーナルで発表された記事です。(一部抜粋)
参考になるツールは「モデルルーム」「VR内覧コンテンツ」「間取図」
同社の調査では、3年以内に新築マンションを購⼊または検討した1030⼈を対象に、実際にVR 内覧(3Dのコンピュータグラフィック画像による疑似内覧)を体験したうえで、調査に回答してもらっている。
VR内覧ができれば、【A】モデルルームに行く必要はない、【B】モデルルームに行きたい気持ちになる、いずれが近いかを聞いたところ、【A】25%、【B】75%という結果だった。モデルルームに行きたい気持ちになる理由については、「VRの⾯⽩さから興味が湧き、素材や質感などより詳しく知りたくなる」「VRで感じたイメージを、モデルルームでも追体験したくなる」といったコメントが挙がったという。
また、モデルルームで部屋選びの際に参考になると思われるツールを聞いたところ、「モデルルーム」「VR内覧コンテンツ」「間取図」の3つが、突出して高いことが分かった。近い将来、住まい選びの“三種の神器”になるかもしれない。
参照元:https://suumo.jp/journal/2018/12/05/160618/
以上の結果や、徹底してPCやスマートフォンで情報を得てから店舗に行く現在の顧客動向から、消費者側はより情報量の多いコンテンツを求めていることが分かります。
詳細を見せることを躊躇う業者側との意識の差が生まれてしまっているのです。
見せることで体験を促す
数十社とお付き合いさせていただき、100件近いVRモデルハウスを制作してきた弊社の経験からお話いたします。
実際のところ、VRモデルハウスを導入する事で、モデルハウスや施工事例への来場を取り止めた方はいます。一方で、データを見たことで来場を決めた方もいます。
ここで注意すべきは、来場を取り止めてしまう方に注目してしまい、新たに集客できる方を見落としてはいけないという事。
VRモデルハウスを見て来場を決めてくれた方は、成約率も自然と高くなります。
つまり、VRモデルハウスは現地集客数を増やすのではなく、購入意欲の高い見込客を増加させるコンテンツという事になります。
ひじょうに乱暴な言い方をすれば、冷やかし客を減らし、見込み客を増やすツールなのです。
そして何より、人は内容を知っている方が実体験を求める傾向が強くなります。
コロナの自粛中、映画館ではスタジオジブリの作品が上映され、大人気となりました。内容を隅から隅まで知っていても、映画館で見る事に価値が有ると考える人が多かったためです。
大好きな曲は、スマホやYoutubeでいつでも聞けるのに、ライブに行きたくなります。
見せることで、現場の雰囲気や質感、温度、色調などを体験したいと思わせることができます。
だからこそ、大手もこぞってVRによる不動産紹介に参入しているのです。
お客様に寄り添うなら
住宅に関するインターネット検索が最も盛んな時間帯は22時頃と言われています。
共働き夫婦(ともに30歳)、子供が二人(5歳と3歳)の家庭を想像してください。
そろそろ家が欲しい、という話になり、子供が寝静まった時間に夫婦でパソコンを開いて情報収集をします。
「注文住宅 〇〇市」「〇〇市 工務店 オススメ」などで検索する事が多いでしょう。
検索結果では、大体のサイトが会社の外観と住所、施工事例の写真を数点載せています。
よく分からないまま、とりあえず近くの住宅展示場に行きますが、子連れで大変な中、モデルハウスがイメージと違っても営業マンにつかまってへとへとになって帰ります。
しかし、夫婦で情報収集をしている時点で、PCやスマホから内覧できるコンテンツが有ったら確実に差別化に繋がります。
内装写真だけでなく、実際に室内を歩きながらスタッフ挨拶や住宅性能を動画で見れるVRが有れば、自然と手が伸びます。
しかも、遠方にあっても、取り壊してしまった物件でも見せる事ができます。
フィーリンクでは、
・物件のVR制作及びパノラマ写真制作
・ドローンによる空撮
・取り壊し物件の施主用動画制作
・新規分譲地のランディングページ制作
まで幅広くご対応いたします。
お気軽にご相談下さい。
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※「WEBサイトを見た」とお伝えください。